野田屋 刺身料理講習会
烏賊の種類及び特徴
アオリイカ 漁獲量が少なく烏賊の中では最高級品であり、北海道以南に広く分布する
体長40-50cmになる大型種で、肉質は硬めであるが肉厚で甘みがあり生食に最適
旬の季節は春から初秋であり、主な産地は三重、新潟、九州、四国、沖縄等
スミイカ 寿司ネタの烏賊の代表であり、高級品だが年間を通じて市場に出回る
肉質は胴の肉が厚くて内部に分厚い甲があり、味は歯切れがよく甘みがあって美味
旬の季節は、秋から冬であり、主な産地は北海道以南の沿岸等
モンゴウイカ 本来東シナ海に産する大型の甲イカ等のことを呼称していたが、近年はアフリカ近海産のヨーロッパコウイカ等を呼称する傾向が顕著である
味はスミイカに比較すると劣るが、熱を通すと旨みがあって美味である
旬の季節は秋から冬
スルメイカ 寿命が1年の為、漁獲量の変動が激しいが、比較的安値で「庶民の烏賊」と呼称され国内流通の7割を占めており、塩辛や沖漬け等、様々な加工形態で食されている
旬の季節は夏から秋であり、主な産地は青森、北海道、富山、長崎等
ヤリイカ スルメイカに次いで入荷量の多い烏賊であり、名前同様成熟すると胴が長くなる
肉質は硬く薄いが活魚として出荷されることも多々ある
旬の季節は冬から春であり、主な産地は青森、北海道、茨城、三重、愛知、山口等
ケンサキイカ ヤリイカ同様に入荷量の多い烏賊であり、外見も酷似しているが胴回りが若干大きく、新鮮さに比例して褐色である
旬の季節は初夏から初冬
ホタルイカ 胴体の長さが7cm程度の小型の烏賊であり、体内に約 1000 個の自家発光器を有する
富山湾の定置網によるホタルイカ漁は、当地の春の風物詩として有名
旬の季節は春から夏であり、主な産地は富山湾、日本海全域、太平洋等